今日は真面目な話

2001年1月21日
特命リサーチ200Xをみている。

この番組いろんな不思議現象を科学的に説明する、という内容で結構面白い。
現実的な解説をした後に少しだけ「科学的に説明しきれない不思議」部分を残したりするあたりもテレビ番組の作りとして上手いんじゃないかなぁと思ったりする。

今日は今は夢物語と思われていることが近い将来可能になるのではないか、という話。
宇宙旅行や動物と話が出来るようになるなんてことも2030年頃には可能かもしれないそうだ。
そんなことはあくまで趣味の世界の話なので「理屈としては出来る」というだけで実現できなかったとしてもまあ問題はないだろう。

しかし後半にあった「ガンが克服できるかもしれない」という話題。
世の中にはガンに苦しむ人々がたくさんいてその何倍かの本人と同じかそれ以上に苦しんでいる家族がいる。
そんな人たちに無責任な期待を抱かせていいのだろうか。
私は抗癌剤に関係した仕事をしているので今日のネタに出てきた薬について現実を多少は知っている。
2005年頃には実現可能、というのは本当なのか?
2005年といったら近い将来というほどでもなく、間もなくやってくる日である。
そんなにすぐ、夢のような薬が果たして出来上がるのか?
もちろん番組の中では「このまま上手く試験が進めば」という表現をしていた。
予定どおりに試験が進まず2005年になっても夢の抗癌剤は出来ませんでした、ということになっても確かにウソをついたことにはならないだろう。
でもそれでいいのだろうか?
興味本位で苦しんでいる人たちにかなわぬ夢を持たせるのは・・・

末期がんで苦しんでいる人やその家族がどんなに
「藁にもすがりたい」気持ちになっているのか。
学生時代のエピソードがある。
それはまた明日にでも書こうと思う。



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