プチミステリー

2001年9月8日
母からの電話。

祖母は一人暮らしをしているのだが娘、息子の家である私の実家や叔父の家にもたびたび数日ずつ泊まりに行く。
先日叔父の家に行った際、ちょっとしたケガで数日そちらの病院に通うことになった。
ケガ自体は大したことはなく1週間かそこらの話なので心配ないようなのだが祖母は自分の家をそんなに長く空けるつもりではなかったので母に「郵便物が溜まってないか見てきて欲しい」と頼んだ。

祖母の家はトイレと風呂場がドアで仕切られていて開けると直接行き来ができるようになっていて風呂場の窓は一部隙間のあるような作りである。

母が留守宅の様子を見に行き、トイレに入ったときのこと。
床には点々と小さな血痕、さらに風呂場のだいぶ薄くなった石鹸には齧ったような痕があるという。
母は不審に思いつつ用を済ませ原因をさがすべく仕切り戸が開け放されていた風呂場のすのこを上げてみると・・・・

そこには可愛らしく首をかしげた状態でスズメが死んでいたのだった!
どうやら風呂場の窓の隙間からうっかり入り込んでしまい風呂場とトイレという密室から出られなくなってしまったらしい。
祖母が家に居ればお互い驚きつつも窓から解放してもらえたものをたまたま長く留守にしたようなときに迷い込んでしまったとは運の悪いスズメである。
何もないと石鹸までかじるんですねぇ、スズメも。可哀想に。

母は一瞬見なかったことにしようかと思ったらしいが虫でもわくといやなので見ないようにしながら始末したとのこと。

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